2013年07月03日

私の勉強法・・・その3

いよいよ最後のお話になります。

これまでの話をまとめると受験勉強は、必要なことを最少限度に効率よく勉強すること。それにはわからないことはわかるようになるまで、覚えていないことは覚えるまで勉強するということでした。

ここでもう一つ、私がほかの人とちょっと違うのは、学校の定期テストや模擬テストで、点数は気にせず、間違えた問題だけに留意していたことだと思います。

私は高校時代がこれまでの人生で最も楽しく最もエンジョイしていた時期です。友達と遊んだりギターの弾き語りにのぼせたり、勉強する時間を惜しんで遊んでいました。しかし将来大学に行って小学校の教師になりたいという夢は、いつも心の中にありました。ですから時期が来たら受験勉強をしようと心に決めていました。

ただ、いざ勉強しようと思っても、最低必要限度の学力は身につけておかないと間に合いません。ですから覚えればいいのもは後回しにして、理解しなければならないことは、その時々で理解していこうと思っていました。ですからいろんなテストで間違えた問題を吟味し、ミスで間違った問題は別にして、間違った問題のどこを理解できていなかったのかチェックし、必ずすべての問題を理解できるようにフォローしていました。

これを毎回のテストでチェックしていったので、受験に間に合うようにぎりぎりで受験勉強をスタートできました。もちろん自力で理解できないところは塾で先生に教えてもらっていました。唯一高校の先生で一人だけ質問を持って行っていた数学の先生がいましたが、下宿に押しかけ、何十問も再生紙に解いてもらってそれを必死で勉強したことを時々懐かしく思い出します。

現在学習塾を経営していますが、今の生徒さんたちにテストをして答案を返すと、みんな点数ばかり気にして間違った問題のチェックをしようとしません。あえて見直しの時間をとっても、正解を写すだけで、どうして間違ったのかどこを理解していなかったのかにこだわって、テストのやり直しをしていた生徒はこれまでに数える程しかいません。もちろんそれをさせることができない私の指導力不足ではありますが、それまでそういう指導を受けてきていない生徒さんたちには、どうすればいいのかやり方を理解するのが難しいようです。そして、これが今後の私の課題でもあると思っています。

幸い最近良い出会いが有り、私がこれから何を勉強すればいいのか、少し光が見えてきています。私がやってきたような勉強を、もう少し真面目に生徒たちに取り組ませることができたら、もっと多くの生徒さんたちを喜ばせ、保護者の方々を安心させることができるのではないかと思っています。これからのTM学習センターに、更に期待していただきたいと思っています。  

Posted by ひげの元塾長 at 18:43Comments(0)勉強法