2013年07月12日

私の勉強法・・・追加2

こんなブログを書いていると、次々と昔のことを思い出してきます。

私の勉強法についてはその3までで終わる予定でしたが、夢に見たことから思い出したことや今回も生徒に学習指導をしていて思い出したことがあって、また性懲りもなく書いてみたいと思います。

今回思い出したのは公式の覚え方です。前も書きましたが、私は興味のないことや意味のないものを単純に記憶するのが大の苦手です。ですから理科や数学の公式を覚えるときは、その意味を理解し、こんな時にはこう使うなど、その公式の意味を理解してから覚えるようにしていました。

例えば、オームの法則。「電圧=電流×抵抗」という中学理科を代表する公式の一つです。全部話せばかなり長くなりますので、ひとつだけ例を挙げると、例えば電気の流れを水の流れにたとえて、電圧は水圧(水源の高さ)、電流は水流量、抵抗は水路の狭くなっているところとします。そうすると、同じ抵抗のところに水圧を違えて圧をかけると、当然圧が高いほうが水流量も多くなります。また抵抗を強くしても同じ水流量を流すには、水圧を上げなければなりません。ということは水圧と水流量、水圧と抵抗は比例していることにつながって、この公式の意味がわかってきます。

この辺まで想像ができると、あとは具体的な数字を当てはめて、抵抗をそのままに電圧を2倍すると電流も2倍になることを確認します。こうやって公式を覚えると、たとえ忘れてしまったとしても、もう一度思い出すことができます。

こんな感じでオームの法則だけで、頭の中で何度も何度も検証して、自分のものにしていきました。おそらく理科が苦手な人はほとんど、電圧=電流×抵抗を意味もなく機械的に覚えていたと思います。ですからちょっとひねった問題が出たら、まったくお手上げの状態になるのではないかと思っています。

こういう癖は小学校の時からで、三角形の面積の求め方や台形の面積の求め方の公式も、理屈を理解してから覚えていましたので、公式を忘れて困るということは全くありませんでした。

これから受験する人は是非、この公式の意味にこだわった勉強をやってほしいと思っています。意味がわかった上で覚えるとなかなか忘れませんし、応用力はばっちりです。  

Posted by ひげの元塾長 at 18:38Comments(0)勉強法