2013年09月27日

我が家の子育て・・・その3

田中家家訓第2条は、「人に迷惑をかけない」ということです。
この点については、子供が物心つかないうちから徹底させてきました。

例えば、娘が1歳ちょっと過ぎたころ、家族で旅行に行きました。
ホテルのレストランで食事をしていたとき、突然娘が泣き出しました。
娘はその頃カタコトの言葉を話していたので、
泣き止まないなら、人に迷惑がかかるので外に出なさいと言って、
家内と一緒に泣き止むまで外に出しました。

そんな小さい子にと思われるかもしれませんが、
「三つ子の魂百まで」と言われるように、
小さい頃に叩き込まれた価値観は、
その人間の一生の価値観になります。

おかげでうちの子供たちは、公の場所で騒いだり、
人様に迷惑をかけるような行動は一切しませんでした。
そしておかげで、現在娘は大学で先輩や先生方の信頼を得て、
仲間も多く、重要な役職を任せられるようになっていますし、
息子に至っては、行く先々ですぐに友達ができ、
友達にはもちろん、その親御さんに気に入られ、
とても可愛がっていただいています。

人に迷惑をかけないということは、ひいては相手のことを思いやる心につながり、
これから子供たちが生きていく上での、一番大きな財産になると思っています。

乗り物や食事処などで子供が騒いでいても、注意一つしない親を時々見かけます。
よその人が注意しようものなら、注意した人に食ってかかるような輩までいるそうです。
昔は、地域で子供を育てるような環境がありましたが、
現在では、よその家のことに口を出すことは危険でさえあります。
せめて自分の子供は、世間一般の常識を持った人間に育てたいと思っています。
それが子供の幸せにつながると信じています。  

Posted by ひげの元塾長 at 18:51Comments(0)子育て論