2016年03月28日

こんなお子さんはどこに進学すればいい?(3)

共通テストで210点前後。

このクラスの判断が一番難しいかもしれません。

調子が良ければ、公立トップ校に合格も可能ですが、おそらく入学はできても上位20%に入るのはなかなか難しいところです。

私がよく上位20%という表現をしますが、これはどんな集団でも、優秀な20%普通の60%優秀でない20%に分かれるという傾向があるという話を本で読んだことがあるからです。

ですから、進んだ先の高校で上位20%に入ることができなければ、その後の進路も厳しい状況になりがちです。

210点前後でおすすめなのは、中堅私立の最上位の特待生か、いっそのこと地元の公立高校が良いと思われます。実際、このクラスの生徒で、熊本の公立トップ校に進んだ生徒より、中堅私立のS特待に進んだ生徒の方が、自分の夢を実現させている生徒が多いように思います。またうちの生徒ではありませんでしたが、このクラスで地元の公立高校に進み、旧帝大の難関大学に進んだ生徒もいると聞いています。

ここでなぜ中堅私立かということです。それはこのレベルではトップ私立の上位特待生にはなれないからです。トップ校では特待でも入学金が免除になるだけとか良くて授業料が半額になる程度です。

中堅私立では、授業料ばかりでなく寮費、食費も免除になるところもあり、さらに学校でもトップクラスの成績なので、学校から手厚い指導を受けることができます。

実際、このクラスで中堅私立の最上位特待生になり、その後超難関大学や国公立の医学部に合格した生徒もいます。

「鶏頭となるも牛後となるなかれ」

勉強の世界でも当てはまるように思います。
  

Posted by ひげの元塾長 at 21:40Comments(0)受験情報