2012年11月17日

グリーン・グリーンのなぞ

 グリーン・グリーン
          片岡 輝 作詞
     B.Mcguite Rspark 作曲
         小森 昭宏 編曲

1 ある日
  パパとふたりで 語り合ったさ
  この世に生きる喜び
  そして 悲しみのことを
  グリーン グリーン
  青空には 小鳥が歌い
  グリーン グリーン
  丘の上には ララ 緑がもえる


1番の歌詞です。なにか生きる喜びを感じるような
明るい言葉が、爽快なメロディーに乗って、
いかにも楽しそうな歌です。
実際、CDなどを聞いても、子供たちの明るい声で
録音されているものが多いと思います。

では、2番と3番を見てみましょう。


2 その時
  パパが言ったさ ぼくを胸に抱き
  つらく悲しい時にも ラララ 泣くんじゃないと
  グリーン グリーン
  青空には そよ風ふいて
  グリーン グリーン
  丘の上には ララ 緑がゆれる

3 ある朝
  ぼくは目覚めて そして 知ったさ
  この世に つらい悲しいことがあるってことを
  グリーン グリーン
  青空には 雲が走り
  グリーン グリーン
  丘の上には ララ 緑がさわぐ


大抵は、この3番くらいまでが、
教科書に載っていたりします。
3番まで来ると、楽しいだけではなく、
現実は厳しいんだよと言っています。
どうやら、あまり楽しい歌ではなさそうです。


この歌は、このあと7番まで続きます。
そしてだんだんと作者の言いたいことが分かってきます。



4 あの時
  パパと 約束したことを守った
  こぶしをかため 胸をはり
  ラララ ぼくは立っていた
  グリーン グリーン
  まぶたには なみだがあふれ
  グリーン グリーン
  丘の上には ララ 緑がぬれる

5 その朝
  パパは出かけた 遠い旅路へ
  二度と 帰って来ないと
  ラララ ぼくにもわかった
  グリーン グリーン
  青空には 虹がかかり
  グリーン グリーン 
  丘の上には ララ 緑がはえる

6 やがて
  月日が過ぎゆき ぼくは知るだろう
  パパの言ってた
  ラララ 言葉の意味を
  グリーン グリーン
  青空には 太陽がわらい
  グリーン グリーン
  丘の上には ララ 緑があざやか

7 いつか
  ぼくも 子供と 語り合うだろう
  この世に生きる喜び
  そして 悲しみのことを
  グリーン グリーン
  青空には かすみたなびき
  グリーン グリーン
  丘の上には ララ 緑がひろがる


どうやら、お父さんが家族を捨てて出て行ってしまった歌のようです。
ホントは悲しい歌のようですね。

原曲が作られた当時のアメリカは、ヒッピー文化隆盛の時で、
ひとところに定住せず、気ままに自然とともに生きていく生き方が
もてはやされていた時代です。
「グリー・グリーン」とは、彼らが憧れた自然そのものということなのでしょう。

出典 小学校高学年 「グリーングリーン」を授業する(有動英一郎)
http://hp.aaanet.jp/~udo/jissen/kokugoonngaku/greengreen.html
グリーン・グリーンのなぞ


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Posted by ひげの元塾長 at 13:46│Comments(2)つぶやき&ぼやき
この記事へのコメント
グリーングリーンが7番まであるなんて知りませんでした。(@_@;)
ちょっぴり悲しい曲だったんですね。(m´・ω・`)m
Posted by 天てん at 2012年11月17日 14:04
天てんさん、コメントありがとうございます。
歌にはいろいろな込められた意味があって、
面白いですね。
Posted by ひげの塾長ひげの塾長 at 2012年11月17日 14:49
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