2016年03月25日

こんなお子さんはどこに進学すればいい?(2)

共通テストで230点前後取れれば、多分天草の学校ではどの学校でも1,2番をとれると思います。

もちろん県内最難関の公立のトップ高でも十分合格圏内です。

しかし、私のこれまでの経験で、このレベルのお子さんは、よほど気を付けて進学先を選ばないと後悔することになりかねません。

天草のお子さんでこれくらいの点数を取る場合、かなり全力で勉強していることが多く、もう伸び代がいっぱいいっぱいであることが少なくありません。

このような状態で公立高校のトップ校に進学しますと、熊本市内から来た、まだ伸び代に余裕たっぷりの生徒たちと争うことになります。最初は優位に立っていてもだんだん追い越されていき、ショックを受けたという話をよく聞きます。

結論を言えば、まだ余力を残して(そんなに勉強ばかりしていなくて)このレベルなら、公立高校でもかまいませんが、もし必死でこの成績をとっているならば、思い切って私立の特待を狙うのも一つの手です。

公立と私立の違いは、面倒見の良し悪しです。ある公立高校の入学式でこんな話をされたそうです。「学校は受験指導はいたしません。受験する人はそれぞれで塾に行くなり、予備校に行くなりして各自で対策をしてください。」

実際熊本市内の公立トップ校の生徒の大半はダブルスクールで塾や予備校に通っています。

その点私立は、放課後も対策をとってくれるところが多く、ダブルスクールの必要が無いところが多いと聞きます。

私見ですが、進学先を決める場合、このまま進学して上位20%に入れるかどうかで判断するか、自分で自由に勉強したい人は公立へ、管理してもらって勉強したい人は私立へと進んでもいいかもしれません。

そして最後は、直観です。なんとなく自分に合っていそうとか合ってなさそうとか、そういう感は意外と当たります。


ともあれ、このレベルのお子さんは、県内の高校ならどこにでも合格できる可能性がある故、判断が一番難しいところです。能力を十分が生かせる選択をされることを望みます。


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Posted by ひげの元塾長 at 19:16│Comments(0)受験情報
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