2013年12月18日

失敗しない子育て・・・2

今から22年前、32歳の時家内と結婚しました。
婚約して間もなく、ありがたいことに子供ができました。

私は、結婚してもお互い敬語で話そうと提案しました。
もちろん子供にも親に対して敬語を使わせるようにしました。
それは、子供に正しい言葉遣いを学ばせるとともに、
上下関係のしっかりした家庭を作りたかったからです。

私は西洋諸国のように親子、兄弟が対等で、
一見平等に見えるような家族関係より、
日本古来の年功序列、
上下関係のしっかりした家庭の方が、
子供を芯のしっかりした人間に育てるには、
大切ではないかと考えていました。
もちろん今でもその考えに変わりはありません。

そして結婚してから、、
私自身について次のことを決心しました。
「子供に後ろ指を指されるようなことは決してしない。」
ということです。

はっきり言って、夫婦仲が悪くなるのも、
子供が非行に走るのも、
原因の中で一番多いのは、父親の品行の悪さです。
それまでのに嫌というほど見聞きしてきました。

私は子供を育てるにあたって、
自分の行いを正しく律することを決意しました。
人として間違ったことは絶対にしないと。

よく家内に言います。
「僕はモテないんじゃない。」
「浮気はしないと決めているだけだからね。」
家内は、何も言わずニヤっと笑います。
多分信じていないのでしょう。
証明することができないのが残念です。

そして、実際に子供ができたとき、
こう話しました。
「子供は、授かりものじゃない。神様からの預かりものなんだ。」
「だから、世の中の役に立つように、立派に育てて社会に送り出さなければならない。」
と。もちろんこんな綺麗な標準語ではなく、立派な天草弁を駆使して言いました。

具体的に言うと、親の考えを押し付けることなく、
子供の個性を尊重して育てようということです。
ですから子供が小さい時から今に至るまで
大切なことを決めるときには、
一応意見は言いますが、最終決定は子供自身にさせています。

こんなことを言うと、えらく堅苦しい家庭のように思われるでしょうか、
実際はどこのどの家庭よりも明るく、話題の耐えない明るい家庭です。
そして、親子の間で揉め事は無く、子は親を敬い、親は子を慈しむ関係が
今もずっと続いています。

次回、子供が小さい時に実際どんな躾や教育をしていったかについて
書いてみたいと思います。  

Posted by ひげの元塾長 at 19:40Comments(2)子育て論