2015年10月19日

褒めればいいというものではない。

「子供は褒めて育てましょう。」という人が多いです。確かに叱ってばかりよりも、ほめて育てたほうが、多少良い子に育つのかもしれません。しかし、私の知り合いで、自分の子供を全く叱らないで育てたという人がいます。そこのお子さんもよく知っていますが、悪いお子さんではないのですが、若干常識に欠けるところがあるように感じます。

私が思うに、褒めてばかりでも叱ってばかりでも子供はまともに成長しないのではないかと思っています。ではどうすればよいかということですが、私の考えでは、「正しく評価をする」ことが大切であろうと思います。

悪いことをすれば叱る。正しいことや人の役に立つことをしたら褒める。元気がなければ励まし、うれしいことがあれば一緒に喜ぶ。そういう当たり前の対応をしていれば、子供は素直に育ってくれると思っています。

私は心理学を専攻していましたが、ある教授の言葉で「褒めるというのは、上の立場の者がすることだから、自分では好意で褒めたつもりが、相手に不快な感情を持たれてしまうことがある。」というのがありました。確かに、目上の人に「あなたはよく頑張りましたね。」なんていったら失礼際まりないですよね。

子供も小さいころは良いでしょうが、ある程度大きくなったら、むやみに褒めると反対にへそを曲げてしまうことも少なくありません。褒めるのではなく、正しく評価してあげれば、もめることもありませんし、子供の気分を害することもありません。

褒めればいいというものではない。


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Posted by ひげの元塾長 at 18:23│Comments(0)子育て論学習塾情報
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