2016年02月09日

ご褒美

勉強を、お金や物でつってさせてはいけない。と思い込んでいる保護者の方、多いのではないでしょうか?確かに高額な金銭や物品を餌に勉強をさせるのはあまりお勧めできません。しかしちょっとしたもの、例えばあめんちょやちょっとしたおもちゃや文具など、自分で買おうと思えばお小遣いで簡単に買えそうなものを賞品に勉強をさせるのは、これは心理学的にも証明されたとても効果的なやり方なのです。

私の塾では、小学生には学習の量に応じてポイントを与え、その年間の合計である基準を超えた人には、500円~2000円程度のユーハイムのバウムクーヘンをご褒美に上げています。小学生はみんなこのご褒美を目指して一生懸命に日々勉強しています。この程度のものなら、自分で買おうと思えば買えますが、これを賞品としてもらう、つまり自分の頑張った結果としてもらうことで、その何倍もの価値を感じることができるのです。

また塾では、その日一生懸命勉強したご褒美として、帰るときにガラガラを回して、当たったらそれこそ数十円程度のおもちゃや文具がもらえるのですが、子供たちは本当に真剣にガラガラを回します。一生懸命勉強したからこそ、ほんの些細なご褒美が嬉しいのです。

中学生には、学習態度に応じて学期ごとにご褒美を与えています。成績ではなく、とにかく一生懸命頑張れば、ご褒美がもらえます。ですからほとんどの中学生は、黙々と一所懸命勉強しています。この雰囲気に慣れない人は、残念ながら私の塾では続きません。

小学校の教師をしていた時、私は学校で、ちょくちょくお菓子をあげたり、アイスをおごったりしていました。今思うと確かに反則です。他の先生方には多分にご迷惑をかけたことと思います。しかしながらそのおかげでクラスは明るく楽しく勉強と遊びのケジメがついたとても良いクラスが出来上がりました。もう20年以上前のことですので、当時の先生方、時効ということでお許しください。  

Posted by ひげの元塾長 at 20:20Comments(0)勉強法子育て論