2013年09月20日

我が家の子育て・・・その1

我が家の子育てについて、時々聞かれることがあります。
どうすれば○○ちゃんのような子供に育ちますか?とか
どうすれば子供が反抗しないように育てられますか?
など、うちの子供たちを知っている方々は口を揃えておっしゃいます。

うちでは年功序列。子供は親に絶対服従、言葉は敬語。
これまで反抗期らしきものはほとんどありませんでした。
一度息子が家内に反抗しかけましたが、即撃沈。
それ以後は、全く何も問題ありません。

なら家庭の中は堅苦しくて息が詰まりそうなのかといえば、
全くそうではなく、みんなよくしゃべるし、笑い声が絶えませんでした。
現在は娘も息子も家を出て暮らしていますが、
毎日のように電話がかかってきていますし、休みになると
一目散に家に帰ってきます。

自分ではほぼ理想的な家庭ができたと思っています。
多分これから先も一生仲の良い家族で行けると確信しています。
まあ、ここまで来るには私たち夫婦はそれなりに頑張ってきたわけで、
特に子育てについては、これまで何一つまともに続けることができなかった私が、
唯一飽きることなく全力で取り組んだことだと自信を持っています。

一つは自分がやってきたことの記録として、
もう一つは、これから子育てをされる方に少しでも参考になればと思い、
数回に分けて私たちの子育てについて書いてみたいと思っています。
まず、今回は子供が出来た時の私の決意についてです。

子供が出来た時には、小学校の教師になって10年ほど経っていました。
いろいろなお子さんを見てきて思ったことが、
子供が荒れる、反抗する一番の原因は、親の品行の悪さです。
子供は自分の親が本来大好きなわけで、
その親が夫婦の仲が悪かったり、よくない言動をすれば、
子供はかなりのショックを受けます。
その不満のはけ口として、非行に走ったり無気力になったりします。

ですから私は子供が出来たとき、
「人間として子供に後ろ指を刺されることは絶対にしない。」
と誓いました。
最初の子供ができてから20年あまり、ほぼこの目標は達成できていると思っています。
このことだけでも、子供が健全に成長するための大きな一因になります。
誠実に仕事をして、誠実に社会人として生活していれば、
少なくとも子供に対して自信を持って接することができます。
悪いことをしているという自覚があれば、子供の顔をまともに見れないでしょうし、
子供が悪いことをした時に、強く叱ることもできなくなるでしょう。
そうなると親と子の立場が不安定なものになると思われます。

うちの子は、小さい頃は私のことがかなり怖かったと言っています。
普段は優しいけれど、怒らせるとおしっこちびりそうだったと。
心理学的に怖いという感情は、決して嫌悪から生じるものではなく、
反対に尊敬する存在に対して怖れを感じると言われています。
うちのお父さんは(お母さんは)、間違ったことはしない。
この自信が、親に対して怖れを持たせ、かつ尊敬の念を持たせ、
子供を健全に成長させる大きな要因になります。

次回は、うちの家訓第1条「年功序列」について
書いてみたいと思っています。  


Posted by ひげの元塾長 at 19:53Comments(0)子育て論